日本歴史地名大系 「五分市村」の解説
五分市村
ごぶいちむら
[現在地名]武生市五分市町
正保郷帳によれば、田方八二石に対して畑方二八七石余と、扇状地の特色で畑方が極端に多い。この村高は元禄郷帳まで不変だが、前記寛政元年の御改帳以降、一挙に一二八石余増加する。このような扇状地の急激な開発は掘田新田の結果と考えられるが、この新田は用水に多大な影響を及ぼしたため、川下の村々と絶えず争論を起こした。
五分市村
ごぶいちむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報