五加神社
ごかじんじや
段之上に鎮座する。祭神は誉田別命・帯中彦命・息長帯姫命ほか二一柱。旧村社。至徳年中(一三八四―八七)山城石清水八幡宮の社人栗本某が柏本村に居寓し、石清水八幡宮の霊験を説いていた。あるとき白川に一本の白羽の矢が浮び、川上へさかのぼっていき、たちまち一条の光と変じて近くの山の上に止まった。これこそ神示によるものとして社殿を建立、八幡大菩薩を勧請したのが始まりと伝える。その後明応四年(一四九五)宮代村の妙観寺が願主となって再興。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 