井の端墳墓群(読み)いのはなふんぼぐん

日本歴史地名大系 「井の端墳墓群」の解説

井の端墳墓群
いのはなふんぼぐん

[現在地名]上郡町山野里 井の端

千種ちくさ川に安室やすむろ川が合流する地点付近の小平野に面する、北向きの丘陵に位置する。弥生時代の墳墓と古墳が分布する。平成五年(一九九三)・同六年上郡町教育委員会が四基を調査した。うち七号・八号が弥生後期墳墓で県指定史跡。九号・一二号が古墳時代中期末古墳で、七号・八号・一二号が保存されている。七号墓は標高約七四メートルの丘頂を占める。岩盤を削り、上に盛土をして一六×一〇メートル、高さ約一・五メートルの長方形墳丘をつくる。周囲に列石を巡らし、石は多い部分で四段積み。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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