デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上松坪」の解説 井上松坪 いのうえ-しょうへい 1831-1895 幕末-明治時代の陶工。天保(てんぽう)2年生まれ。尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。安政3年近江(おうみ)(滋賀県)彦根藩にまねかれ,湖東焼の染め付け,赤絵の絵付けをする。のち京都にうつって磁器の焼成をはじめ,湖東焼の職人幹山(かんざん)伝七らとダミの技法を採用。明治10年ごろから輸出製品を多作した。明治28年7月6日死去。65歳。通称ははじめ辰次,のち松兵衛。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例