井上肇堂(読み)いのうえ ちょうどう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上肇堂」の解説

井上肇堂 いのうえ-ちょうどう

1804-1881 江戸後期-明治時代の医師。
文化元年生まれ。井上達也の父。阿波(あわ)(徳島県)の漢方医紀伊(きい)の華岡青洲(はなおか-せいしゅう)に外科を,京都の奥劣斎産科をまなび,文久元年徳島藩医となる。漢方衰退をうれえ,明治13年徳島に漢方専門の済生医院を創立し,漢方存続運動を推進した。明治14年4月23日死去。78歳。号は春瑞。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android