井伊直人(読み)いい なおと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井伊直人」の解説

井伊直人 いい-なおと

1587-? 江戸時代前期の剣術家。
天正(てんしょう)15年生まれ。伊達政宗の家臣。慶長5年(1600)陸奥(むつ)松川(福島県)の戦いで剣術師範の父をうしない,14歳で家をつぐ。妻とした薙刀(なぎなた)の名手の貞にはげまされて6年間修行し,柳生(やぎゅう)新陰流の道場を再興したという。講談の「寛永御前試合」では,山田真竜軒(しんりゅうけん)に敗れるが,直後に妻が対戦し勝ったとする。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android