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井出為吉(読み)いで ためきち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井出為吉」の解説

井出為吉 いで-ためきち

1859-1905 明治時代の自由民権運動家。
安政6年生まれ。生家信濃(しなの)(長野県)北相木村富農。上京して漢学,国学をまなび,フランス革命史などにも関心をもつ。明治15年自由党に入党,16年北相木村の戸長。17年秩父(ちちぶ)困民党に軍用金方として参加し逮捕され,22年大赦で出獄。のち治雄と改名し群馬県利根郡書記などをつとめた。明治38年死去。47歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の井出為吉の言及

【菊池貫平】より

…信濃国南佐久郡北牧村に生まれ,同郡北相木村菊池家に婿養子となる。一時岩村田町で代言人となったが,1884年,秩父事件に同村の井出為吉と参加し,困民軍の参謀長となり軍律5ヵ条を起草した。11月3日,皆野において憲兵隊との銃撃戦を指揮し,翌日本陣が解体すると坂本宗作らと山中谷を長駆して信州に入り,600名の農民を集めたが,9日未明東馬流の一戦に敗れ,困民軍は野辺山原で解体した。…

※「井出為吉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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