い‐もり ゐ‥【井守】
※西大寺文書‐四・延文四年(1359)一一月一〇日・西大寺置文「一井守之仁躰者、於
二郷民浄人之中
一、差
二器要三四人
一、可
レ令
二沙汰
一、此亦不
レ可
レ有
二別相伝之儀
一、於
二拾分
一者、毎日
一分之水同前可
レ与
レ之、此外不
レ可
レ有
二別給
一」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「井守」の意味・読み・例文・類語
い‐もり〔ゐ‐〕【井守/蠑=螈】
有尾目イモリ科の両生類。日本固有種。体長8~13センチ。背面は黒褐色で、腹面は赤色に黒い斑紋がある。四肢は短くて、尾は大きく、左右に扁平。池・井戸などにすむ。あかはらいもり。あかはら。にほんいもり。《季 夏》「浮み出て底に影ある―かな/虚子」
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
世界大百科事典(旧版)内の井守の言及
【池司】より
…中世・近世において灌漑用の池水の管理・運営をつかさどった役人。池司と同じような用水の管理・運営にあたったものを[池守],池奉行,[井司],井奉行,井守等ともよんでいる。しかし池司,池奉行,池守がそれぞれ異なった職掌を分担している場合もあったようである。…
【池守】より
…溜池の維持管理にあたる役職者。井守,[池司],池奉行などともいう。池守の水利組織全体における位置や役割は池によって異なり,また時代によっても相違した。…
【井司】より
…中世・近世において灌漑用水の管理・運営にあたった役人。井司と同じような役目を果たしたものを井守,井奉行,井行事,[池司],[池守]等ともよんでいる。しかし井司,井守,井奉行がそれぞれ異なった職掌を分担している場合もあったようである。…
※「井守」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」