亜聖(読み)アセイ

デジタル大辞泉 「亜聖」の意味・読み・例文・類語

あ‐せい【亜聖】

《「亜」は次ぐ意》
聖人に次ぐりっぱな人。大賢人。
《聖人とされる孔子に次ぐ人として》孟子もうしまたは顔回がんかいをいう。

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精選版 日本国語大辞典 「亜聖」の意味・読み・例文・類語

あ‐せい【亜聖】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「亜」は、次ぐの意 ) 聖人につぐ人。大賢人。多く、孔子を聖人とするのに対して、顔回孟子美称に用いられる。
    1. [初出の実例]「又問孟軻事。曰、凡人以習為賢為愚。故其母三択隣以居。遂為亜聖」(出典空華日用工夫略集‐応安三年(1370)一一月一三日)
    2. [その他の文献]〔朱熹‐孟子集注序説〕

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普及版 字通 「亜聖」の読み・字形・画数・意味

【亜聖】あせい

聖人に次ぐもの、孔門高弟や孟子をいう。漢・趙岐〔孟子題辞〕書七はす。~天地羅し、を揆敍す。仁義性命、粲然載せざる靡(な)し。~命世亞大才なるなり。

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世界大百科事典(旧版)内の亜聖の言及

【顔回】より

…32歳で若死したとき,孔子は〈ああ,天われを喪(ほろ)ぼせり〉と痛惜したという。後世,亜聖として尊崇される。【日原 利国】。…

※「亜聖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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