ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「交通都市」の意味・わかりやすい解説 交通都市こうつうとし 都市の中心的機能が交通に依存して発達した都市。陸上交通では封建時代に主要街道に成立した宿場町,水上交通では海上交通や内陸水運の基地である河岸 (かし) を中心として発達した港町などが典型。小田原,三島,金谷,桑名,堺,博多などはいずれも封建時代の交通都市。このような交通都市は物資の輸送,人の交通などの集中を反映して商工業の発達する基盤ともなっている。なお,現代においては交通業従事人口は,工業や商業の人口と比べて少いのが普通なので,産業別人口による分類ではなく,交通路の集中点または交通手段の変換点となる地点に立地し,これに関するサービスを提供する都市をいう。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by