京暦(読み)キョウゴヨミ

世界大百科事典 第2版の解説

きょうごよみ【京暦】

京都暦ともいう。京都の暦師によって頒行された暦。版元により大経師暦院経師暦の2種がある。京暦の起りは鎌倉時代ころと推定され,15世紀の半ばには摺暦(すりごよみ)座というものが専売権を握っていた。大経師は1657年(明暦3)には諸国暦師支配の権を握り,朝廷のおひざもとにあって他の暦師とは比べものにならないほどの地位と勢力をもち,大経師暦は標準的頒暦として全国的に販売自由であった。院経師暦は1613年(慶長18)以後に発行されたもので,貞享以後は発行部数も1万部と制限されていた。

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大辞林 第三版の解説

きょうごよみ【京暦】

昔、京都の陰陽寮で作った暦。真名まな暦と仮名暦がある。伊勢暦・会津暦など地方で作った暦に対していう。

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世界大百科事典内の京暦の言及

【暦】より

… 貞享の改暦以前は地方の暦師によって暦が作られていたため暦日が相違することがあった。例えば京暦と南都暦,京暦と三島暦,あるいは三島暦と大宮暦などで,ある月について一方は大の月,他方は小の月とすることがあって問題となった例がいろいろの文献に残されている。以下で各地の暦の主要なものについて述べる。…

※「京暦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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