デジタル大辞泉 「人名勘定」の意味・読み・例文・類語 じんめい‐かんじょう〔‐カンヂヤウ〕【人名勘定】 簿記で、取引先ごとの債権・債務を処理するために、相手方の氏名または商号などを勘定科目として設ける勘定。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「人名勘定」の意味・読み・例文・類語 じんめい‐かんじょう‥カンヂャウ【人名勘定】 〘 名詞 〙 取引先の人名を口座とし、取引から生ずるいっさいの債権・債務を記入する勘定。または、単に債務者・債権者の人名をつけた勘定。〔英和商業新辞彙(1904)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「人名勘定」の意味・わかりやすい解説 人名勘定じんめいかんじょうpersonal account 企業が他者の債権,債務および出資関係を記録する場合,相手方の人名 (企業名) によって処理する勘定の総称。たとえばA商会に掛売りした場合に通常は売掛金勘定で処理するが,人名勘定による場合は「A商会」という企業名をそのまま勘定科目として用いて処理する。この方法が利用されるのは,どの企業にどれだけ売掛金があるか把握できないと代金回収などに支障をきたす場合などにそなえて設けられる。しかし取引先数が多い場合にはこの方法で処理することは不可能なので,試算表や貸借対照表に計上する勘定科目 (総勘定元帳 ) としては売掛金という勘定科目を用いて,すべての取引先の売掛金を総括して処理し,人名勘定は通常補助簿である得意先元帳のなかに設けられる。なおこの場合の売掛金勘定の金額と各人名別勘定の合計金額は一致する。同様のケースは買掛金についても生じ,この場合の人名勘定は仕入先元帳の中に設けられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by