デジタル大辞泉 「人種差別反対世界会議」の意味・読み・例文・類語
じんしゅさべつはんたい‐せかいかいぎ〔‐セカイクワイギ〕【人種差別反対世界会議】
[補説]2001年に南アフリカのダーバンで開催された同会議で、奴隷制や植民地主義を人道に対する罪と認識し、人種差別・外国人排斥の撲滅を中心に移民・先住民・宗教・貧困・人身取引など幅広い問題に言及した「ダーバン宣言および行動計画」を採択。その履行状況を確認する目的で2009年にスイスのジュネーブで開催された会議は、パレスチナ問題をめぐる中東諸国とEU諸国の認識の違いなどにより紛糾した。