什一(読み)ジュウイチ

精選版 日本国語大辞典 「什一」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐いちジフ‥【什一】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 十分の一。一割。また、商人が一割の利益を得ること。〔史記‐越世家〕
  3. 古代中国で、井田法で徴収する十分の一の地租。転じて、土地にかける税。
    1. [初出の実例]「何れも大様は十分にわりて、その一分通りを上へおさめらるるによりて是を什一の税と云」(出典:制度通(1724)八)
    2. [その他の文献]〔孟子‐滕文公・下〕

じゅう‐いつジフ‥【什一】

  1. 〘 名詞 〙じゅういち(什一)〔広益熟字典(1874)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「什一」の読み・字形・画数・意味

【什一】じゆう(じふ)いつ

十分の一。〔孟子文公上〕夏后氏は五十にして貢し、殷人は七十にして助し、人は百畝にして徹す。其の實は、皆什の一なり。

字通「什」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む