デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「仁科琴浦」の解説 仁科琴浦 にしな-きんぽ 1756-1814 江戸時代中期-後期の儒者。宝暦6年生まれ。備前岡山藩家老伊木氏の家臣。老荘の学に通じた。伊木氏の倉庫で盗難があったとき,讒言(ざんげん)で投獄され,獄中で「荘子解」をあらわしたという。のちゆるされて江戸にいき,亀田鵬斎(ほうさい)らとまじわり,帰郷して家塾をひらいた。文化11年5月8日死去。59歳。備前出身。名は貞。字(あざな)は正夫。通称は源太夫。著作に「老子解」「琴浦詩文集」。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例