今井康子(読み)イマイ ヤスコ

20世紀日本人名事典 「今井康子」の解説

今井 康子
イマイ ヤスコ

昭和期の歌人



生年
明治25(1892)年11月8日

没年
昭和53(1978)年3月25日

出生地
鳥取県米子市

別名
号=葵明

学歴〔年〕
米子高等女学校卒

経歴
鳥取県米子の書店今井郁文堂の店主今井兼文長女。米子高等女学校を卒業後、竹柏会を主宰する歌人・佐々木信綱に入門し、「心の花」の同人として活躍。のち、斉藤瀏の「短歌人」や斉藤史の「原型」といった短歌雑誌に拠り、作歌を続けた。また、岡村葵園上村松園といった日本画家に師事して絵画を嗜み、茶道謡曲にも通じるなど多趣味で知られた。歌集に「麓」「裾野原」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今井康子」の解説

今井康子 いまい-やすこ

1892-1978 昭和時代の歌人。
明治25年11月8日生まれ。今井兼文の長女。佐佐木信綱(のぶつな)に師事,「心の花」同人となる。のち「短歌人」「原型」の同人。岡村葵園(きえん),上村松園に日本画をまなび,葵明と号した。謡曲,茶道にも精通した。昭和53年3月25日死去。85歳。鳥取県出身。米子高女卒。歌集に「麓」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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