今島村(読み)いまじまむら

日本歴史地名大系 「今島村」の解説

今島村
いまじまむら

[現在地名]桑名市今島

現桑名市の北部にあり、上深谷部かみふかやべ村の東に位置する。東は揖斐いび川に臨み、全体に低湿地である。揖斐川対岸の下坂手しもさかて(現桑名郡長島町)への今島渡がある。宝治二年(一二四八)一一月の某申状案(近衛家文書)によれば、益田ますだ庄に六つの島があり、その一つが今島である。そして嘉保三年(一〇九六)の大地震により、島は海中に没してしまった。のち数十年を経て再び陸地になった。当時は木曾・揖斐両川の河口に浮ぶ島であったのが、上流からの土砂によって陸続きになったと思われる。

低湿地であるため、しばしば洪水を受けた難渋村である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む