介虫(読み)かいちゅう

精選版 日本国語大辞典 「介虫」の意味・読み・例文・類語

かい‐ちゅう【介虫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. カブトムシコガネムシカミキリムシなど、コウチュウ鞘翅)目の昆虫甲虫
    1. [初出の実例]「虫蛾の細は、之を笥中に針釘して蓄ふ、すべて二十余笥に及ぶ、介虫の属は稍少し」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)
  3. 蟹。
    1. [初出の実例]「独有介虫喚姓平、沙際至今尚横行」(出典:山陽詩鈔(1833)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「介虫」の読み・字形・画数・意味

【介虫】かいちゆう

殻をもつ虫。〔礼記月令孟秋令を行ふときは、則ち陰氣大いにち、介蟲を敗り、戎兵乃ち來(きた)る。

字通「介」の項目を見る

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