つけ‐だし【付出】
- 〘 名詞 〙
- ① つけはじめること。帳簿などに記入し始めること。起筆。かきだし。また、その帳簿。
- [初出の実例]「領国にわたって附け出しを出させた」(出典:ひとりの武将(1956)〈松本清張〉一二)
- ② 売掛金の請求書。かきだし。かきつけ。勘定書。
- ③ 馬などに荷物をつけて送り出すこと。
- [初出の実例]「しゃんしゃんと追来るは小田原の荷附馬、江戸まで附(ツケ)出しの魚荷と見えて」(出典:滑稽本・客者評判記(1811)上)
- ④ 相撲で、前相撲、本中、新序という最下級から順に出世せずにいきなり番付にのる力士。付出力士。〔東京風俗志(1899‐1902)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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