仙方(読み)センポウ

精選版 日本国語大辞典 「仙方」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぽう‥パウ【仙方】

  1. 〘 名詞 〙 仙人が、不老不死羽化登仙に到達するのを理想にして行なう方術。仙術。また、そのための霊妙な薬方仙薬処方仙法
    1. [初出の実例]「浅紅鮮娟たり 仙方の雪色を媿づ 濃香芬郁たり 妓鑪の烟薫を譲る〈橘正通〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)
    2. 「此始皇仙方(ホウ)をこのみて長生不死の薬を日本にもとむ」(出典神皇正統記(1339‐43)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android