順接(読み)ジュンセツ

デジタル大辞泉 「順接」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐せつ【順接】

[名](スル)二つの文または句の接続のしかたで、前件後件の順当な原因理由などになっているもの。「風が吹けば桶屋がもうかる」の「ば」や、「材料がない。だから期日までにはできない」の「だから」のような助詞接続詞を用いて示される。⇔逆接

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精選版 日本国語大辞典 「順接」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐せつ【順接】

  1. 〘 名詞 〙 二個の文または文節の接続の仕方の一つ。前項後項の順当な理由、原因、きっかけ、成立条件などになっているもの。ふつうは接続詞、接続助詞によって表示される。「雨が降った。それで道が悪い」の「それで」、「快晴だったので嬉しかった」の「ので」などで表わされるような関係。順説。順態。⇔逆接。〔日本口語文法教本(1928)〕

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