日本歴史地名大系 「仲田遺跡」の解説 仲田遺跡なかたいせき 兵庫県:朝来郡山東町楽音寺村仲田遺跡[現在地名]山東町楽音寺 仲田山東盆地を北流する与布土(ようど)川と北西流する粟鹿(あわが)川とによって形成された、標高九四メートル前後の微高地の北端に立地する。弥生時代中期後半を中心に営まれた集落。昭和六一年―平成元年(一九八六―八九)にかけて四次の調査が行われ、約二四〇〇平方メートルが発掘されている。ピット・土壙・溝・竪穴住居跡等の遺構がある。竪穴住居跡は六棟が発掘され、径約一六メートルの大型の円形住居跡や、弥生後期初頭に比定できる方形住居跡がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報