日本歴史地名大系 「伊予川」の解説
伊予川
いよがわ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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…重信町横河原付近に形成された扇状地は砂礫層が厚く堆積して天井川となり,平時は伏流しほとんど表流水がみられない。古くは伊予川と称したが,文禄・慶長期(1592‐1615)ころに松山藩主加藤嘉明の重臣足立重信が改修したことから,その功績をたたえ重信川と改められた。改修工事は,加藤氏の後,蒲生氏,松平氏と松山藩主に引き継がれ,どの部分が重信の施工かは定かではないが,改修前の伊予川は松山市高井付近から現在の流路の南方を麻生(あそう),八倉,徳丸,出作,大溝を経て松前(まさき)の南で伊予灘に注いでいたと考えられている。…
…高知との県境をなす石鎚山系冠山(1732m)の北麓,愛媛県宇摩郡別子山村西部に源を発し,法皇山脈の南を東流,徳島県境まで延長約40km。徳島県に入って伊予川といい,三好郡山城町で吉野川に合流する。川の名は別子銅山に由来するが,史料には山城川,金砂(きんしや)川とも記される。…
※「伊予川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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