伊勢茶(読み)いせちゃ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「伊勢茶」の解説

伊勢茶[茶類]
いせちゃ

東海地方三重県の地域ブランド
三重県産の緑茶。三重県に茶が伝わったのは、およそ800年前に遡る。三重県は全国有数の茶産地で、栽培面積・荒茶生産量のいずれも全国の上位。ふかむし茶・煎茶かぶせ茶などが生産されている。味が濃く、二煎目・三煎目でも味が落ちないことが特徴。2007(平成19)年4月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5040759号。地域団体商標の権利者は、全国農業協同組合連合会・亀山茶農業協同組合・水沢茶農業協同組合・三重県茶商工業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

世界大百科事典(旧版)内の伊勢茶の言及

【煎茶】より

…北海道と東北の一部を除いて日本全土でつくられており,産額は静岡県が最も多く,鹿児島,三重,埼玉の諸県がそれに続く。産地銘柄としては,静岡県の川根茶,本山茶,京都府では宇治田原や和束(わづか)の宇治茶,埼玉県の狭山(さやま)茶,三重県の伊勢茶,奈良県の大和茶などが知られている。品種としては,明治末に静岡県で育てられた藪北(やぶきた)が品質,収量ともにすぐれ,全国的に栽培されて茶樹の代表種とされている。…

※「伊勢茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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