日本歴史地名大系 「伊射奈伎神社」の解説 伊射奈伎神社いざなぎじんじや 福井県:大飯郡大飯町福谷村伊射奈伎神社[現在地名]大飯町福谷福谷(ふくたに)の西端に鎮座する。境内は広く社叢が茂り、社殿は南面する。祭神は伊弉諾(いざなぎ)尊。旧郷社。「延喜式」神名帳の大飯(おおい)郡中の一座に伊射奈伎神社があり、当社に比定される。また文永二年(一二六五)の若狭国惣田数帳写にみえる「福谷宮」にあてられる。延宝三年(一六七五)の「若州管内社寺由緒記」には「福祥山際(隆)興寺天満天神、時代由緒不知、山林竹木祝屋敷御赦免、十七ケ村の大社にて御座候」とあり、江戸時代初期には天満宮として信仰を集めていたことがわかる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by