伊藤 篤太郎(読み)イトウ トクタロウ

20世紀日本人名事典 「伊藤 篤太郎」の解説

伊藤 篤太郎
イトウ トクタロウ

明治〜昭和期の植物学者 東北帝国大学講師。



生年
慶応1年11月29日(1866年)

没年
昭和16(1941)年3月21日

出生地
尾張国(愛知県)

経歴
植物学者・伊藤圭介の孫。明治5年より東京の祖父の許で植物学を学ぶ。17年からイギリスに留学して最新の植物学を修め、帰国後は西洋の方法をもとに東洋植物学の改革を唱えた。しかし、自身は結果的に祖父の伝統的な本草学を継承することとなり、宇田川榕庵の「菩多尼訶経」の復刻などに尽力。また各種の学校で植物学を講じ、28年鹿児島高等中学造士館教授に就任、大正10年東北帝国大学に生物学科が新設されるとその講師となった。その他にも博物会の雑誌「多識会誌」の編集を担当。著書に「大日本植物図彙」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「伊藤 篤太郎」の解説

伊藤 篤太郎 (いとう とくたろう)

生年月日:1865年11月29日
明治時代-昭和時代の植物学者
1941年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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