伊藤大八(読み)イトウ ダイハチ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「伊藤大八」の解説

伊藤 大八
イトウ ダイハチ


肩書
衆院議員(政友会),満鉄副総裁

旧名・旧姓
旧姓=平沢

生年月日
安政5年11月15日(1858年)

出生地
信濃国伊那郡伊賀良村(長野県)

経歴
明治9年上京、中江兆民仏学塾に学んだ。20年陸軍幼年学校訳官、陸軍測量部員兼務。23年第1回帝国議会開設以来、衆院議員当選5回。31年政友会創立に参加、政務調査委員理事、43年幹事長、次いで院内総務、相談役など歴任。この間、31年の第3次伊藤内閣で逓信省参事官兼鉄道局長。大正2年南満州鉄道会社副総裁に就任

没年月日
昭和2年9月10日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「伊藤大八」の解説

伊藤 大八
イトウ ダイハチ

明治・大正期の政治家 衆院議員(政友会);満鉄副総裁。



生年
安政5年11月15日(1858年)

没年
昭和2(1927)年9月10日

出生地
信濃国伊那郡伊賀良村(長野県)

旧姓(旧名)
平沢

経歴
明治9年上京、中江兆民の仏学塾に学んだ。20年陸軍幼年学校訳官、陸軍測量部員兼務。23年第1回帝国議会開設以来、衆院議員当選5回。31年政友会創立に参加、政務調査委員理事、43年幹事長、次いで院内総務、相談役など歴任。この間、31年の第3次伊藤内閣で逓信省参事官兼鉄道局長。大正2年南満州鉄道会社副総裁に就任。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

朝日日本歴史人物事典 「伊藤大八」の解説

伊藤大八

没年:昭和2.9.10(1927)
生年:安政5.11.15(1858.12.19)
明治期の政治家。信濃国伊那郡上殿岡村(長野県飯田市)に生まれ,中江兆民の仏学塾に学ぶ。陸軍幼年学校訳官などを経て,明治23(1890)年第1回総選挙で長野県郡部から衆院議員に当選,以後当選5回。自由党,憲政会,立憲政友会所属。31年鉄道局長,43年政友会幹事長,大正2(1913)年には満鉄副総裁に就任した。政友会領袖中の実力者で,中央本線敷設の際,路線を地元伊那谷方面に迂回させ「大八回り」といわれた。江ノ島電気鉄道会社なども創設した。<参考文献>鵜崎鷺城「伊藤満鉄副総裁と野田東拓副総裁」(『中央公論』29巻2号)

(寺崎修)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊藤大八」の解説

伊藤大八 いとう-だいはち

1858-1927 明治-大正時代の政治家。
安政5年11月15日生まれ。中江兆民の仏学塾にまなび,陸軍幼年学校訳官などをつとめる。明治23年衆議院議員(当選5回)。自由党,のち憲政党,政友会に所属。31年逓信省鉄道局長。大正3年満鉄副総裁。昭和2年9月10日死去。70歳。信濃(しなの)(長野県)出身。旧姓は平沢。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「伊藤大八」の解説

伊藤 大八 (いとう だいはち)

生年月日:1858年11月15日
明治時代;大正時代の政治家;実業家。衆議院議員;満鉄副総裁
1927年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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