伊藤松超(読み)イトウ ショウチョウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「伊藤松超」の解説

伊藤 松超(2代目)
イトウ ショウチョウ


職業
箏曲家(山田流)

肩書
山田流箏曲伊藤派2代目家元

本名
伊藤 松博(イトウ マツヒロ)

出生地
東京

経歴
父の初代伊藤松超に山田流箏曲を学び、3歳で新橋演舞場の箏曲移風会で初舞台。NHK邦楽技能者育成会第1期生。昭和52年父の死去で2代目家元を継いだ。古典の他民族音楽現代音楽の研究も続けた。

受賞
東京新聞邦楽コンクール三曲演奏部門第1位〔昭和30年〕,東京新聞邦楽コンクール作曲部門第1位〔昭和38年〕

没年月日
平成17年 12月26日 (2005年)

家族
父=伊藤 松超(初代)(箏曲家)


伊藤 松超(初代)
イトウ ショウチョウ


職業
箏曲家

本名
伊藤 新助

生年月日
明治39年 12月22日

出身地
福岡県

経歴
強度の弱視で、12歳ごろから今井慶松に箏曲を師事。大正14年芸名の松超を得た。また三味線を中能島松仙、初代高橋栄清について修得した。昭和15年山田流箏曲協会から独立免章発行を承認された。武声会を主宰。25年から高尾松蓉の三味線作譜の協力を得て、歌の記譜付き楽譜を博信堂から公刊した。没後、長男松博が2代目を襲名

受賞
勲五等双光旭日章

没年月日
昭和52年 2月19日 (1977年)

家族
長男=伊藤 松超(2代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「伊藤松超」の解説

伊藤 松超(1代目)
イトウ ショウチョウ

大正・昭和期の箏曲家



生年
明治39(1906)年12月22日

没年
昭和52(1977)年2月19日

出身地
福岡県

本名
伊藤 新助

主な受賞名〔年〕
勲五等双光旭日章

経歴
強度の弱視で、12歳ごろから今井慶松に箏曲を師事。大正14年芸名の松超を得た。また三味線を中能島松仙、初代高橋栄清について修得した。昭和15年山田流箏曲協会から独立免章発行を承認された。武声会を主宰。25年から高尾松蓉の三味線作譜の協力を得て、歌の記譜付き楽譜を博信堂から公刊した。没後、長男松博が2代目を襲名。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊藤松超」の解説

伊藤松超 いとう-しょうちょう

1906-1977 大正-昭和時代の箏曲(そうきょく)家。
明治39年12月22日生まれ。東京で今井慶松(けいしょう)に箏を,中能島松仙,初代高橋栄清に三味線をまなぶ。昭和15年山田流箏曲協会から免章発行をみとめられた。一門の武声会を主宰。昭和52年2月19日死去。70歳。福岡県出身。本名は新助。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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