伊賀局(1)(読み)いがのつぼね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊賀局(1)」の解説

伊賀局(1) いがのつぼね

?-1384 南北朝時代女官
篠塚重広の娘。後醍醐(ごだいご)天皇の妃阿野廉子(れんし)(新待賢門院)につかえる。貞和(じょうわ)4=正平(しょうへい)3年高師直(こうの-もろなお)の吉野攻めにより,後村上天皇や廉子が賀名生(あのう)(奈良県南部)にのがれたとき,局は巨木の枝をおって橋としたという。のち楠木正儀(くすのき-まさのり)の妻となる。至徳元=元中元年10月13日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android