伝心(読み)でんしん

精選版 日本国語大辞典 「伝心」の意味・読み・例文・類語

でん‐しん【伝心】

〘名〙 ことばや文字などによらないで心から心に伝え会得させること。以心伝心
伝光録(1299‐1302頃)大祖大師「諸仏所証、諸祖の伝心、毫末もたがはず、和同し来るが故に、西天東土と伝通し、漢朝和国と融接す」 〔唐詩紀事裴休

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普及版 字通 「伝心」の読み・字形・画数・意味

【伝心】でんしん

心で法を伝える。〔唐詩紀事、四十八、裴休〕師(黄檗山の僧、希運)曰く、上乘の印は、唯だ是の一心のみ。に別法無し。心體一(とも)に寂す~と。其の後、休之れをし、傳心の法と爲すと云ふ。

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