佇立(読み)チョリツ

デジタル大辞泉 「佇立」の意味・読み・例文・類語

ちょ‐りつ【×佇立】

[名](スル)たたずむこと。ちょりゅう。
「呆然と―して」〈長与竹沢先生と云ふ人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「佇立」の意味・読み・例文・類語

ちょ‐りつ【佇立】

〘名〙 たたずむこと。ちょりゅう。
三教指帰(797頃)下「傾耳漸聆、撃目佇立」
※文明本節用集(室町中)「佇立 チョリツ」
太虗集(1924)〈島木赤彦〉巻末記「夕日渤海に入り果つるまで山の上に佇立した」 〔詩経‐邶風・燕燕

ちょ‐りゅう ‥リフ【佇立】

〘名〙 (「りゅう」は「立」の正音、「りつ」は慣用音) =ちょりつ(佇立)〔永代節用無尽蔵(1831)〕
※ふらんす物語(1909)〈永井荷風〉ポートセット「無際限の寂寞沈黙に対して自分たった一人佇立(チョリフ)してゐるのだ」

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普及版 字通 「佇立」の読み・字形・画数・意味

【佇立】ちよりつ

たたずむ。〔詩、風、燕燕〕之(こ)の子于(ここ)に歸(とつ)ぐ く于に之れを將(おく)る 瞻(せんばう)するもばず 佇立して以て泣く

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