住田又七(読み)すみた またしち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「住田又七」の解説

住田又七(3代) すみた-またしち

?-1897 幕末-明治時代の歌舞伎囃子(はやし)方。
初代住田又兵衛の門弟弘化(こうか)3年から笛方として江戸中村座出演,嘉永(かえい)6年3代又七を襲名し,立笛(たてぶえ)となった。明治30年11月10日死去。前名は住田鈴太郎。

住田又七(初代) すみた-またしち

?-? 江戸時代中期-後期の歌舞伎囃子(はやし)方。
笛方住田派の祖。多田逸八の門弟。天明元年(1781)江戸森田座の立笛(たてぶえ)となる。市村座,中村座にも出演。文化の初めごろまで活躍した。

住田又七(2代) すみた-またしち

?-? 江戸時代後期の歌舞伎囃子(はやし)方。
笛方住田派初代住田又七の子で,父の死後2代を襲名。娘多賀の取り立て門弟住田金太郎(のち又兵衛)によって住田流がうけつがれた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android