日本大百科全書(ニッポニカ) 「佐々木高行日記」の意味・わかりやすい解説 佐々木高行日記ささきたかゆきにっき 明治時代の政治家佐々木高行(1830―1910)の自伝資料的な日記。原題は「保古飛呂比(ほごひろい)」。日記とともに書簡・書類などを収録している。写本63冊は東京大学史料編纂(へんさん)所の所蔵で、時期的には1830年(天保1)から83年(明治16)に及ぶ。これ以後のものも存在したと考えられるが、原本(120冊といわれる)焼失のため不明。天皇と大臣・参議の関係を知るうえで不可欠の史料である。1970~79年(昭和45~54)東京大学出版会より『保古飛呂比』として刊行(全12巻)。[大日方純夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例