日本歴史地名大系 「佐介ヶ谷」の解説
佐介ヶ谷
さすけがやつ
鎌倉駅の西方、
「吾妻鏡」寛元四年(一二四六)六月二七日条に将軍頼経が追放されて帰洛する際に、幕府から北条時盛の「佐介第」に移ったとあり、翌宝治元年一月三〇日条には亭の後山に光りものが飛行したことなどが記され、建長四年(一二五二)三月二一日条には将軍頼嗣が追放される際に、また文永三年(一二六六)七月四日条には宗尊親王の帰洛の際にも同じく時盛亭に入ったことなどがみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報