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佐野友三郎 さの ともさぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

佐野友三郎 さの-ともさぶろう

1864-1920 明治-大正時代の図書館学者。
元治(げんじ)元年生まれ。秋田県立図書館長をへて,明治36年山口県立山口図書館の初代館長となる。巡回書庫の実施,公開書架の設置などをすすめ,創案した山口図書館十進分類表は全国図書館の標準となった。大正9年5月13日死去。57歳。武蔵(むさし)川越(埼玉県)出身。帝国大学卒。

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図書館情報学用語辞典の解説

佐野友三郎

1864(元治元)-1920(大正9).群馬県前橋に生まれる.1890(明治23)年帝国大学を中退,中学教師などに従事,1900(明治33)年秋田県立図書館長,1903(明治36)年山口県立図書館長に転じる.公開書架,館外貸出の推進,全県に図書館を普及させる巡回文庫の実施,児童室開設など,近代公共図書館サービスを展開.山口式十進分類法,著者記号法の導入など,山口県立図書館は“図書館のメッカ”といわれ,全日本の公共図書館の発展をリードした.館長在職中に逝去.デューイと文通し,先達から学ぶことも怠らなかった.

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世界大百科事典内の佐野友三郎の言及

【図書館】より

…この解除は,1946年のアメリカの勧告を待ってやっと実現する。しかし秋田県立図書館と山口県立図書館の館長を歴任した佐野友三郎は,1902年にこの無料公開制を実施している。そのほか,巡回文庫の普及,児童室の設置,十進分類法の採用など,第2次大戦後日本が経験することになる重要課題はすでに彼によって実験ずみであったことは注目に値しよう。…

※「佐野友三郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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