余殃(読み)ヨオウ

デジタル大辞泉 「余殃」の意味・読み・例文・類語

よ‐おう〔‐アウ〕【余×殃】

先祖の行った悪事報いが、災いとなってその子孫に残ること。⇔余慶よけい

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精選版 日本国語大辞典 「余殃」の意味・読み・例文・類語

よ‐おう‥アウ【余殃】

  1. 〘 名詞 〙 悪事のむくいとして起こる災禍。先祖の行なった悪事のむくい。余慶に対していう。
    1. [初出の実例]「攘余殃於未萌、期弊俗於有截」(出典本朝文粋(1060頃)二・改元詔〈慶滋保胤〉)
    2. 「積善の家に余慶あり、積悪の門に余殃とどまるとこそ承はれ」(出典:平家物語(13C前)二)
    3. [その他の文献]〔易経‐坤卦〕

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