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作用心理学 さようしんりがく act psychology

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

作用心理学
さようしんりがく
act psychology

F.ブレンターノによって主張された心理学上の立場で,意識内容よりも意識作用をおもな研究対象とする心理学。もちろん,見る,聞く,判断するといった作用は,それと並行して常に意識内容を含んでいる (意識の志向性 ) が,ブレンターノによれば,意識内容を研究するのは現象学であって,意識作用を研究する心理学とは区別される。

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大辞林 第三版の解説

さようしんりがく【作用心理学】

意識内容より意識作用の方を研究対象として重んじるブレンターノの心理学。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

作用心理学
さようしんりがく
Aktpsychologieドイツ語

ブレンターノが主張した心理学で、アリストテレスおよびスコラ哲学の影響がみられる。心理現象を内容と作用に分け、内容を研究するのが現象学で、作用を研究するのが心理学であるという。心的作用を表象(知覚)、判断(評価)、情緒(愛憎)の三つに分ける。たとえば、音楽を聞く場合、聞く働きは作用であり、聞かれる音はその内容である。作用は単独では存在せず、その作用の向けられるべき内容(対象)を含んでいる。したがって、意識には志向性があり、対象は志向的に内在すると考える。彼の現象学は弟子のフッサールによってさらに深く追究され、彼の心理学は弟子のシュトゥンプ機能心理学Funktionspsychologieに受け継がれた。[宇津木保]

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世界大百科事典内の作用心理学の言及

【心理学】より

…感覚,想像,記憶,悟性,感情,意志などは精神の能力として説明された。F.ブレンターノの作用心理学では,意識の内容よりも作用が重視された。彼によれば,ブントが考えたような要素は意識の内容を成しているにすぎず,その内容を内容たらしめる作用を研究するのが心理学であった。…

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