君側(読み)クンソク

精選版 日本国語大辞典 「君側」の意味・読み・例文・類語

くん‐そく【君側】

  1. 〘 名詞 〙 君主のそば。君辺(くんぺん)。〔広益熟字典(1874)〕
    1. [初出の実例]「偏に君側(クンソク)に奸人ありて事を図るが故なり」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉五)
    2. 「君側の奸(カン)を払ふ」(出典:穏健なる自由思想家(1910)〈魚住折蘆〉)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐成公一六年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「君側」の読み・字形・画数・意味

【君側】くんそく

君主の側近。〔晋書、謝鯤伝〕劉隗は姦なり。將(まさ)に稷をくせんとす。吾(われ)君側の惡を除き、を匡(ただ)し時を濟(すく)はんと欲す。何如(いかん)。

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