使令(読み)シレイ

デジタル大辞泉 「使令」の意味・読み・例文・類語

し‐れい【使令】

[名](スル)
指図して使うこと。
吾輩こそ、これ等を降伏し―するの主人なれ」〈中村訳・西国立志編
使われる人。召し使い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「使令」の意味・読み・例文・類語

し‐れい【使令】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) さしずして使うこと。また、その使われる人。召使い。
    1. [初出の実例]「君先罷秩閑多暇、日月煙霞任使令」(出典菅家文草(900頃)四・憶諸詩友、兼奉寄前濃州田別駕)
    2. [その他の文献]〔孟子‐梁恵王・上〕
  3. 使者

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「使令」の読み・字形・画数・意味

【使令】しれい

さしずする。また、使用人。〔漢書、外戚上、孝昭上官皇后伝〕(霍)光、皇后のを擅(もつぱ)らにして、子らんことを欲し、~宮人令と雖も、皆窮(きゆうこ)(もんぺ)し、其の帶を多くせしむ。後宮(な)し。

字通「使」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android