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依蘭 いらん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

依蘭
いらん / イーラン

中国、黒竜江(こくりゅうこう/ヘイロンチヤン)省南東部にある県。松花江(しょうかこう/ソンホワチヤン)に南から入る牡丹江(ぼたんこう/ムータンチヤン)と東から入る倭肯(わこう)河の間の平野に位置する。少なくとも金代からの古い町で、1913年以来県となった。古くはイラン・ハラ(依蘭哈拉)と称したが、依蘭は満州語で三、哈拉は姓の意で、三姓ともよぶ。『吉林(きつりん)外記』によれば、ここにナーナイ人の3支族が居住していたので、この名がつけられたという。大豆、小麦、米、コウリャン、葉タバコや毛皮、生薬、魚、川真珠、砂金、石炭などを産する。石炭は埋蔵量1.6億トンの三姓炭田が発見され、年産9万トン(1969)、別に油頁岩(ゆけつがん)も多く埋蔵する。鉄道はないが、松花江の水運と両岸の公路、および勃利(ぼつり)に向かう公路交通が盛んで、ハルビンとの間に空路もある。[浅井辰郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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