信夫淳平(読み)シノブ ジュンペイ

20世紀日本人名事典 「信夫淳平」の解説

信夫 淳平
シノブ ジュンペイ

明治〜昭和期の外交史,国際法学者 元・早稲田大学教授。



生年
明治4年9月1日(1871年)

没年
昭和37(1962)年11月1日

出生地
鳥取県

学歴〔年〕
東京高商〔明治27年〕卒

学位〔年〕
法学博士

主な受賞名〔年〕
帝国学士院賞恩賜賞〔昭和18年〕

経歴
漢学者信夫怒軒の長男外務省に入り書記官総領事などを務めたが、日清戦争中、有賀長雄に師事して国際法、外交史を研究。大正6年退官、新愛知主筆顧問を経て8年早稲田大学講師となり、国際法、外交史を講じた。10〜12年中華民国政府顧問。昭和18年「戦時国際法講義」(全4巻)により帝国学士院恩賜賞を受賞。戦後26年早大教授となった。学士院会員。著書は他に「近世外交史」「小村寿太郎」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「信夫淳平」の解説

信夫淳平 しのぶ-じゅんぺい

1871-1962 明治-昭和時代の国際法学者。
明治4年9月1日生まれ。信夫恕軒(じょけん)の長男。信夫韓一郎の父。外務省にはいり,総領事などをつとめ,大正6年退官。中華民国政府顧問,「新愛知」主筆などをへて,昭和26年早大教授となる。18年「戦時国際法講義」などで学士院恩賜賞。昭和37年11月1日死去。91歳。鳥取県出身。東京高商(現一橋大)卒。著作に「近代外交史論」「海上国際法論」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「信夫淳平」の解説

信夫 淳平 (しのぶ じゅんぺい)

生年月日:1871年9月1日
明治時代-昭和時代の国際法学者。早稲田大学教授
1962年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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