信州打刃物(読み)しんしゅううちはもの

事典 日本の地域ブランド・名産品 「信州打刃物」の解説

信州打刃物[金工]
しんしゅううちはもの

北陸甲信越地方、長野県の地域ブランド。
上水内郡信濃町などで製作されている。戦国時代武田信玄上杉謙信による川中島合戦当時、この地を往来し武具刀剣類修理をしていた刀匠から郷里の人々が鍛冶技術を習ったのが始まりとされる。特に、鎌は刃幅が広く強靭であり信州鎌として全国的に有名。1982(昭和57)年3月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品指定

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「信州打刃物」の解説

信州打刃物

長野県上水内郡信濃町などを中心に生産される、包丁、鎌などの打刃物。国指定伝統的工芸品。武田信玄と上杉謙信による川中島合戦の際、武具や刀剣の修理のため招聘されていた刀鍛冶から製法が伝わったのが、当地での製造起源とされる。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android