信範(読み)しんばん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「信範」の解説

信範 しんばん

1223-1296? 鎌倉時代の僧。
貞応(じょうおう)2年生まれ。真言宗。高野山正智院の道範弟子となり,韻学を天台密教の承澄(しょうちょう)にまなぶ。建長4年(1252)新渡来の「韻鏡」(中国音韻の図表)を書写し,著書に利用した。永仁(えいにん)4年ごろ死去。74歳?通称は明了房。著作に「九弄十紐図」「悉曇字記聞書」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android