信託庁(読み)しんたくちょう(その他表記)Treuhandanstalt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「信託庁」の意味・わかりやすい解説

信託庁
しんたくちょう
Treuhandanstalt

1990年 10月の東西ドイツの統一に伴い,旧東ドイツ地域の旧国営企業を再建し,活性化するために設けられた民営化推進機関。信託庁の業務を規定しているのは 90年7月に旧東ドイツ人民議会が可決した「国民所有財産の民営化と再編成に関する信託法」によるが,統一後もこの信託法は有効である。信託庁はドイツ連邦の公的機関となり,連邦大蔵省の管理・監督を受けている。信託庁が民営化を推進すべき企業は約 8000社であるが,このうち 92年6月段階で約 6000社が売却されている。なお日本企業による買収はきわめて少ない。

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