修善院
しゆうぜんいん
[現在地名]小川町下吉影
巴川右岸の高台に位置する。真言宗豊山派で泰永山と号する。本尊は大満虚空蔵菩薩。創建年代は不詳であるが、享保四年(一七一九)の過去帳(修善院蔵)によると、初めは讃岐の善通寺末であったが、のち大和の長谷寺末となった。安永六年(一七七七)二二代住職寛恵が建立した宝篋印塔に歴代の住僧名が刻まれる。明治一九年(一八八六)堂塔伽藍や記録のほとんどを焼失、留守の住職まで死亡した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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