倉園B遺跡(読み)くらそのBいせき

日本歴史地名大系 「倉園B遺跡」の解説

倉園B遺跡
くらそのBいせき

[現在地名]志布志町内之倉 倉園

まえ川上流右岸にある独立丘陵に位置し、標高は約一二〇メートル。縄文時代早期を中心とする遺跡で、昭和五八年(一九八三)に発掘調査が行われた。遺構は中央の高くなった地点を中心に、竪穴住居跡四軒、土坑四二基(うち連穴土坑一〇基)、集石遺構六〇基・配石遺構六基が確認されている。竪穴住居のうちの一軒は平面円形を呈し、竪穴の外側に柱穴を配置する。連穴土坑と集石遺構には火が用いられた痕跡が残っていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android