20世紀日本人名事典 「倉金 章介」の解説
倉金 章介
クラカネ ショウスケ
昭和期の漫画家
- 生年
- 大正3(1914)年2月13日
- 没年
- 昭和48(1973)年8月25日
- 出生地
- 山梨県
- 本名
- 倉金 虎雄
- 学歴〔年〕
- 甲府商〔昭和6年〕卒
- 経歴
- 甲府商業在学中から「少年倶楽部」「少女倶楽部」に投稿、「どりちゃんバンザイ」が少年、少女の間に広く読まれた。当時、「のらくろ」全盛時代で、田河水泡に師事した。昭和16年に応召、21年復員。24年〜30年雑誌「少女」に「あんみつ姫」を連載、幼い子供たちの人気を集めた。占領下、皇太子にアメリカから呼ばれた家庭教師バイニング夫人が就いた現実とダブらせて、あんみつ姫にアメリカから呼ばれたカステラ夫人が家庭教師で教えるという物語で、雪村いずみ主演の映画、中原美紗緒主演のテレビドラマとなって、広く親しまれた。他に「どりちゃん一家」「ピカドン姫」「おさる太閤記」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報