偉観(読み)イカン

デジタル大辞泉 「偉観」の意味・読み・例文・類語

い‐かん〔ヰクワン〕【偉観】

りっぱな眺め。すばらしい光景。壮観。「超高層ビル群の偉観
[類語]景観美観奇観異観壮観スペクタクル

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精選版 日本国語大辞典 「偉観」の意味・読み・例文・類語

い‐かんヰクヮン【偉観】

  1. 〘 名詞 〙 偉大な光景。すばらしいながめ。壮観。
    1. [初出の実例]「一場偉観(イクヮン)千載之徽猷者耶」(出典太平記(14C後)四〇)
    2. 「偉観には相違御座いませんが何となく怖しくて近づき難いものであります」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三)

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普及版 字通 「偉観」の読み・字形・画数・意味

【偉観】いかん(ゐくわん)

すぐれた景観。明・宋濂〔閲江楼記〕豈に天地設、以て大一統の君を俟(ま)ちて、千世のを開くに非ずや。

字通「偉」の項目を見る

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