異観(読み)イカン

デジタル大辞泉 「異観」の意味・読み・例文・類語

い‐かん〔‐クワン〕【異観】

珍しい眺め。かわったみもの。
山麓の村家火災かじの点に至ては実に是れ―なり」〈竜渓・浮城物語
[類語]景観美観奇観壮観偉観スペクタクル

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精選版 日本国語大辞典 「異観」の意味・読み・例文・類語

い‐かん‥クヮン【異観】

  1. 〘 名詞 〙 すぐれた景色。めずらしいながめ。かわったみもの。
    1. [初出の実例]「山麓の村家火災の点に至ては実に是れ異観(イクヮン)なり」(出典:浮城物語(1890)〈矢野龍渓〉九)
    2. [その他の文献]〔左思‐魏都賦〕

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普及版 字通 「異観」の読み・字形・画数・意味

【異観】いかん(くわん)

すぐれた眺め。晋・左思〔魏都の賦〕方を壹にして混同し、風の異を極む。

字通「異」の項目を見る

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