側陋(読み)そくろう

精選版 日本国語大辞典 「側陋」の意味・読み・例文・類語

そく‐ろう【側陋】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 身分のいやしいこと。また、そのさまや、そのような人。卑賤。
    1. [初出の実例]「造化の大主、特にこの側陋貧窶なる老人をその前に召び近けられ」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二)
    2. [その他の文献]〔書経‐堯典〕
  3. 中心から離れてかたよること。せまくてむさくるしいこと。また、そのさまや、そのような所。
    1. [初出の実例]「禹は則陋なる処にいて百人ばかり可居ほどの聚落もなかったぞ」(出典史記抄(1477)一一)
    2. [その他の文献]〔晉書‐左貴嬪伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「側陋」の読み・字形・画数・意味

【側陋】そくろう

卑賤。側微。〔東観漢記、応奉伝〕應奉、武陵太守と爲る。學を興し、側陋を擧げ、邇(えんじ)(遠近)にせらる。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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